駿台の偏差値、模試と僕
駿台と偏差値、これらの言葉に出会ったのは小学校6年のときだった。
田舎の小学生だった私には駿台も偏差値もどちらも縁のない単語だった。
成績がよかったのを担任の先生が知って偏差値というものを説明してくれた。
そして中学入学と同時に駿台の模試を受け始めるのだった。
駿台も偏差値も当時の私にはよくわかっていなかったのだが、駿台と偏差値はセットで連想される言葉だった。
駿台の模試を受けて偏差値がいいと喜ばれる。
でも駿台の模試は難しいため、高い偏差値を取ることはほとんどなかった。
学校の全国テストでは高い偏差値が取れても、駿台では平均の偏差値を取るのがやっとだったのだ。
中学1年から受けていた模試で駿台の偏差値だけは特別扱いだった。
中学2年になっても駿台の偏差値は重みがあった。
しかも中2のときは「中たるみ」で結構勉強もサボっていたのが。
駿台の模試を受ける生徒に中たるみなんて単語は存在しない。
当然私は駿台の模試の偏差値がさがっていった。
駿台の偏差値だけでなかった。
学校のテストにも身が入らなくなっていった。
駿台の偏差値のせいで、勉強が嫌いになってしまったのかな、とさえ感じていた。
しかし、そんな成績悪化の私を救ってくれたのも、実は駿台の模試の偏差値だったのだ。