駿台予備学校と大学情報
現在、大学は淘汰の時代に入っていると見られる。それは、端的に、国立大の法人化、大学の統廃合・合併の動き、学部学科の改組の顕著な動きに表れている。また、入学定員に満たない大学が4割ということがその裏付けとなっている。
大阪大学と大阪外国語大学の統合、慶応大学と共立薬科大学の合併は、主として学問領域の拡大とスケールメリットによる受験生の獲得を狙ったものである。他方で、2008年における新設大学は全国公私立合わせて11に上る。また、垣根を越えた学問領域を狙って学部学科の改組が進む中、2008年には全国私立大で、14の新設学部および14の新設学科が生まれる。
また、大学淘汰の時代において最も直接的な効果が大きいのは、当然のことながら、受験生をより多く獲得することである。そして、そのための施策が全国の国公立大学でなされている。その一環として、国立大学においては、後期日程の廃止または募集人員の削除を行うところが増えてきた。2005年の横浜市立大学を皮切りにして、2007年には東北大学、名古屋大学、京都大学のそれぞれ一部の学部が、2008年においては東京大学理科III類が、それぞれ後期日程を廃止ないし廃止の予定である。また、東京大学の上記学部以外の学部においては後期日程の人員削減が来年度2008年になされることが決まっている。一橋大学は後期日程廃止を2009年に予定する。さらに、国公立大学の医学部医学科で全体の3分の1が後期日程を廃止することになる。他方で、この流れに逆行するように、岡山大学薬学部筑波大学医学部、熊本大学薬学部が後期日程を復活させる。
まさに、国立大学もそれこそ命がけの施策を打って出るわけである。