駿台と高校 偏差値
全国の公立高校の入試制度はバラエティーに富んでいる。ここでは、紙幅の都合上、東京都の都立入試に例にとってみよう。
東京都立高校入試の選抜方法は、一般入試と推薦入試に分けられる。前者は、入試科目の総合得点に、中学校での成績である内申点を換算したものを合計(1000点満点)して、合否を判定する選抜方式である。一方、後者は、調査書点と面接点の合計点で合否を決める選抜方法である。
調査書点は、いわゆる「観点別学習状況の評価」を用いて算出する高校と、中学校での成績である内申点という「評定」で算出する高校があるが、現在は後者の算出方法をとる高校が多い。
また、一般入試においては、自校での自作問題を作成するところがある。2001年度に初めて自作問題を採用した日比谷高校に引き続き、毎年採用校は増え、2007年度入試においては、日比谷、西、戸山、新宿、青山、白鴎、隅田川、両国、武蔵、国分寺、国立、立川、八王子東の13校が自校作成問題を採用するに至っている。なお、自作問題は英数国3教科のみで、理社は共通問題が採用されている。自作問題の2007年度の合格者平均点は、日比谷の英国及び八王子東の英の7割を筆頭に、おおよそ5割から6割超となっている。また、他教科に比べ数学の平均点が低いのが自作問題の特徴となっている。
他方、推薦入試は、高倍率の狭き門である。2007年度推薦入試の倍率は、男子で3.17倍、女子で4.17倍であった。この状況は来年度以降も続くことが予想される。
東京都立高校入試は学区が撤廃されて数年経過して、内部改革が進む中、東大合格率を伸ばす高校が増えてきた。まさしく東京都は国公私立の激戦区となりつつある。